調和技研、経済産業省の「グローバルサウス補助金」に採択。バングラデシュAI人材育成・開発体制を強化へ

北海道大学発認定スタートアップ企業の株式会社調和技研(代表取締役:中村拓哉、以下「調和技研」)は、経済産業省による令和5年度補正「グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金」に採択されたことをお知らせいたします。

今回採択された事業は、バングラデシュ人民共和国におけるAI拠点拡大調査を通じて、同国および日本におけるイノベーションの加速化を目的としています。


事業提案の背景


日本国内では人材不足が深刻化しており、多くの企業が人材確保に苦慮しています。調和技研は2019年よりバングラデシュの若く優秀なIT人材と協働し、共に成長できる環境づくりに取り組んでまいりました。

バングラデシュの皆さんが持つ高い意欲や技術力を、調和技研も積極的に学び合いながら育成し、日本社会の活性化や経済発展にもご貢献いただけると考えています。今後も、現地の方々と友好的なパートナーシップを築き、双方にとって実りある取り組みを進めてまいります。

今回の「グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金」を第一歩とし、
慎重な調査と検証を重ねながら、日本のイノベーション創出に貢献してまいります。


事業提案内容


調和技研は、経済産業省の令和5年度補正「グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金」に採択されたことを機に、バングラデシュにおけるAI人材育成とオフショア開発体制の構築事業を加速させていきます。
本事業は、バングラデシュにおいて将来有望な若手IT人材を対象に、AI分野の専門スキルを習得できる教育機会を提供し、育成された人材が当社現地法人「AI SAMURAI JAPAN」を通じ日本国内市場向けのAI開発業務に取り組み、国際協働体制の実現可能性を調査するものです。
この取り組みは、友好的かつ持続可能なパートナーシップのもと、相互の成長と社会課題の解決に資する共創を目指しており、日本国内の深刻なAI人材不足の解消や技術革新に貢献するとともに、バングラデシュにおける高度人材の育成と雇用機会の創出を両立させるものです。
調査(FS:フィージビリティスタディ)では、現地学生やITエンジニアの技術レベルの客観的評価、最適な教育カリキュラム開発、バングラディッシュ国内の大学との連携体制の構築に取り組みます。調和技研は既にダッカ大学とMOU(基本合意書)を締結しており、本事業を通じて、現地の大学との協働体制をさらに強化してまいります。
なお、調和技研は一般社団法人日本ディープラーニング協会(JDLA)のE資格認定プログラム事業者であり、AI人材育成に関する体系的な教育ノウハウを有しております。これに加え、札幌市と連携し展開する「札幌AI道場」では、実践的なAI人材育成を地域と連携しながら推進しており、これらのノウハウもバングラデシュでの教育プログラムに活かし、現地での人材育成モデルとして展開してまいります。


【参考】 「グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金」の事業目的


グローバルサウス諸国が抱える課題を解決することを通じて当該地域の市場の成長力を活かし、日本国内のイノベーション創出等により国内産業活性化を目指すと共に、グローバルサウス諸国との経済連携を強化するため、本邦企業が行うインフラ等の海外展開に向けたFS事業及び小規模実証事業の実施に必要な費用の一部補助を目的とする。

(抜粋:https://gs-hojo-web.jp/


●本件に関するお問い合わせ先 

株式会社調和技研 ビジネス開発部